先週(9/25)ついに、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」が最終回を迎えましたね。遅ればせながら昨日録画見ました(汗)。
1期が2013年4月から始まったので、足掛け7年の月日が流れました。
(ちなみに原作のライトノベルは2019年11月に終わっています。)
7年ですかぁ… 高校入学したばかりの中二病患者が社会人になっていても不思議のない時間軸ですね。
最後は一体どういう帰結なのか、感想を残します。
※ちなみに私はけっこう土地勘あります。(ドヤ顔)
prtimes.jp
始まりから、思いきり前回の最後の告白の流れを引き継いでます。
(前回の復習です。)
「あなたの人生を私に下さい」
そこですべて通じ合ったということでしたね。
歩道橋の上での告白でした。
急にではないけれど初々しいカップルになったことは、観ているこっちが気恥ずかしい展開でしたね。最終回あるあるとして”ふぁいなるふぁんたじー(最終回発情期)”というネット用語がありますが、この作品をその括りに入れてほしくないですね。
でも想像以上に雪ノ下雪乃(声:早見沙織)が普通の彼氏が初めて出来た女の子化していたことは否めないですけど。
ちなみに休日に二人で行った公園は”稲毛海浜公園”と思われます。
元々、モデルとなった高校も”千葉市立稲毛高校”とされておりますのでご近所ですね。
city.chiba.jp/
ついでに千葉市立稲毛高校もどうぞ。
www.inage-h.ed.jp
そして2人が見つけて決めたイベント会場は、ほぼ公園に隣接する”THE SURF OCEAN TERRACE”で間違いないでしょう。チャペルもありますし、たいまつのような照明もあります。
(いわゆる、アニメの舞台を聖地巡礼したい方は参考にしてください。)
正直言って、高校生の来るようなところではないかもしれませんが、近所の高校だしレストランもありますのでデートスポットとしてはいいかもしれませんね。
作中の時間軸で考えると、3年生の卒業式プロムから平塚先生がまだ在任している関係から、このイベントは1か月以内に行われていることになります。1か月でイベント会場を借りて、イベント(一体何のイベントか最後まで定かではなかったけど…)を行うとは最終回なのでよしとしましょうか(笑)
この7年間はあくまでアニメの放送からの時間であって、その間ガラケーがスマホになっていたり、高校生に激流行りしたモンスターエナジーが出てきたりはちょっとずつ現代化してましたね。
(最後にイベントに向けて酷使した友人と後輩たちが多量のモンスタエナジーを消費してましたが、その空き缶群の上にMAXcoffeeを捨てる演出はちょっと制作側の思入れとブレなさを感じました。)
今回で一番重要なのは由比ヶ浜結衣(声:東山奈央)の気持ちの回収です。本人の望む結果になったとは言え、まだ消化できない複雑な心境は理解できます。最初に好きなったほうが負ける展開はラブコメの王道でしょうか…
複雑な胸中と決まりの悪さを緩和する展開として一色いろは(声:佐倉綾音)の言った
「諦めなくていいのは女の子の特権です」
は彼女らしい名言でしたね。
欲を言えば、もう少しあざとさ対決としての小町ちゃん(声:悠木碧)といろはすの件を見てみたかったかな。
さらに平塚先生も1期の第一回の比企谷八幡(声:江口拓也)のセリフを今ぶち込んできます。
「青春とは嘘であり、悪である」
頑なで卑屈だった主人公のすべてを回収する言葉でしたね。でもそんな単純でもないのは視聴者のみなさんならおわかりでしょう。
(平塚先生みたい人がいるかいないかで高校生活は全然変わるでしょうね…まぁ、いないでしょうが。)
由比ヶ浜結衣の葛藤とそれでも居場所を得たい心境を汲んで、いろはすが正式に奉仕部を部活化する承認を得ます。
そして最初の依頼人として現れるところがいかにも最終回的な流れでしたね。
「長くなるかも、今日だけ終わんなくて明日も明後日もずっと続くと思うから」
本作の良心であり、普通の女子高生フィルターをもった彼女の存在がこの物語の本流だったのかもしれませんね。その結果、引きずるのもまた青春ということで複雑な乙女心をそのまま素直に表現してしまう点…
収まるところに収まったって言っていいのでしょうか(笑)ライトな三角関係、許しましょう。
そして最後に、
「ああ、やはりだ。やはりと言わざるを得ない。俺の青春ラブコメはまちがっている。」
の一言。
比企谷八幡の性格を加味した上での、「否定という肯定表現」でした。ここまで解説する必要はないですね(笑)
本作は最終回を迎えてしまい1つ楽しみが減りましたが、中高生には是非アーカイブして欲しい名作です。
#やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。