改めて漫画ってコスパ最強のエンタテイメントですよね。
初期設定だけで売れるの確定!傑作漫画3選!
1.DEATH NOTE
- デスノートの存在・使い方
- 頭脳トップクラスの主人公が拾う・使う
- 犯罪者のいない世界を目指す矛盾・葛藤
- 警察側にも頭脳トップクラス・ライバルがいる(頭脳戦)
2.らんま1/2

この設定さえあれば、荒唐無稽なエピソードが量産できることが確定しています。これだけありがたい設定があったからこそギャグ漫画として尽きない笑いが散りばめられていました。設定の妙・・・勉強になります。
3.魍魎戦記MADARA
最後はマニアックな作品かもしれません。
1987年にゲーム雑誌「マル勝ファミコン」で連載された作品です。
この作品の面白い設定は、主人公の摩陀羅(以下マダラ)の体が足りない状態から始まるところです。
体が足りない・・・?普通に考えたら生きていけないですよね。
当時小学生だった私も、この荒唐無稽な発想が刺激的でした。
魔王の双子の子供として生まれたマダラは、産まれたときから強力な力を持っており、それを恐れた魔王が体をバラバラにして8人のモンスター(魍鬼八大将軍)にそのパーツを分散させます。しかしマダラは強力な力があるため残された体と義体(ギミック)で構成された複合体として生き永らえます。成長したマダラは、自身の体を取り戻し魔王を倒すために旅立つというストーリーです。
ポイントは、
- ボスキャラを倒し、1つ1つ本当の体を取り戻す
- 双子の兄もマダラの体を持つ敵
- 父親が魔王
- 体を取り戻すまでの義体(ギミック)を使ったバトル
元々が魔王が恐れるほどの力を備わっているわけで、体を取り戻す度に強くなる様や複雑な環境(親子・兄弟)も見どころです。
本作は手塚治虫さんの「どろろ」の主人公百鬼丸から着想したものと思われますので、純粋なオリジナルではないかもしれませんが、当時「どろろ」の存在を知らなかった私には斬新な発想でした。(改めて手塚治虫ってスゲーな。。。)
この作品、今是非読んで欲しいです。絵のタッチとか、イメージを伝えることは難しいですね。
以上、古い作品ばかりでしたが、アイデアや設定によって漫画はこれほどまでに差別化できるか、エピソードが湧いてくるのかよく分かります。
少年誌の王道は今も昔も友情や成長ですが、初期段階での秀逸な設定は読者を唸らせますね。「その手があったかぁー・・・」って言わせる作品がまだまだあると思います。これからも漫画に期待ですね。