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緑の瞳はモンスターの証 アニメ「弱キャラ友崎くん」はパーフェクトヒロイン日南葵を壊す話であって欲しい

3月26日に「弱キャラ友崎くん」が最終回を迎えました。

まだ発表されていませんが、おそらく2期がありそうな終わり方でしたよね。

主人公への感情移入というよりも、振り回してくるリア充たちが…。

終始イラつかせるヒロイン日南葵とは一体何だったんでしょうか?

 

 

 

tomozaki-koushiki.com

 

 

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出典:http://tomozaki-koushiki.com/story/

 

 

 

あらすじ

 

 

友崎文也は弱キャラである。

陰キャで彼女はおろか友達もいない。

そんな友崎のもう一つの名は「nanashi」。大人気ゲーム「アタファミ」でのハンドルネームで、日本最高のプレイヤーとして賞賛されていた。

リア充でクラスの中心人物、中村修二も、アタファミに関してだけは友崎に遠く及ばない。

 

そんなある日、友崎はネット上で「NONAME」というプレイヤーに挑まれる。nanashi相手に善戦するNONAME。

ライバルの登場に心躍らせる友崎だが、「オフ会しませんか?」というNONAMEからのメッセージに困惑する。

(引用:http://tomozaki-koushiki.com/story/

 

 

各話リスト(引用:弱キャラ友崎くん - Wikipedia

話数 サブタイトル シナリオ 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 初放送日
Lv.1 なんだかんだ言って 有名なゲームは大体おもしろい 志茂文彦 柳伸亮 大河原晴男
  • 小川エリ
  • 北山景子
  • 藤澤俊幸
  • 林あすか
  • 高瀬さやか
矢野茜 2021年
1月8日
Lv.2 一回の戦闘でレベルが連続で上がるとめっちゃ気持ちいい 石倉敬一 川奈可奈
  • 川口弘明
  • 服部憲知
  • 南伸一郎
  • 北山景子
  • 4Tune
  • 清丸悟
  • 佐藤麻里那
  • 矢野茜
1月15日
Lv.3 一人目の仲間が女の子だとしばらくデート気分で冒険できる 杉澤悟 ほしかわたかふみ 岡村正弘
  • 小川エリ
  • 河原久美子
  • 洪範錫
  • 林可爲
  • Lee Hyeon Suk
矢野茜 1月22日
Lv.4 ダンジョン攻略後に村に帰ると強いボスがいたりする 志茂文彦 島津裕行 大河原晴男
  • 清水勝祐
  • 北山景子
  • Park Hye Ran
  • Lee Seok Yun
  • Kim Hyeon Jin
  • Yeon Ji Hye
  • Park Mi Hyeon
1月29日
Lv.5 難関イベント攻略後に仲間になるキャラはだいたい能力値高い 永井真吾 高本宣弘 神原敏昭
  • STUDIO MASSKET
  • 北山景子
  • 奥野浩行
  • 櫻井拓郎
  • 河原久美子
  • 清水勝祐
  • 木下ゆうき
  • 水野隆宏
  • 清丸悟
  • 佐藤麻里那
2月5日
Lv.6 ゲーム内ゲームをやり出すとマジで止まらない 佐藤篤志 藤原和々
  • 新海翔斗
  • 小川エリ
  • 水野隆宏
  • 奥野浩行
  • 北山景子
  • 洪範錫
  • 4Tune
矢野茜 2月12日
Lv.7 師匠キャラがボスになると詰むくらい強かったりする 誌村宏明 山口勇
  • 佐々木勅嘉
  • 奈良岡光
  • 木下由美子
  • 松本勝次
  • 櫻井拓郎
  • Kim Yongbeom
  • 日影工房
  • 清丸悟
  • 佐藤麻里那
2月19日
Lv.8 低レベルのキャラだけじゃ解決できない問題もある 石倉敬一 ナンバーナイン
  • 新海翔斗
  • 小川エリ
  • Park Hye Ran
  • 洪範錫
  • 清水勝祐
  • 水野隆宏
矢野茜 2月26日
Lv.9 仲間を揃えて最初の街に戻ると新しいイベントが起きたりする 山田由香 いわたかずや
  • 小川エリ
  • 洪範錫
  • 木下ゆうき
  • 櫻井拓郎
  • 奥野浩行
  • 清丸悟
  • 佐藤麻里那
3月5日
Lv.10 多人数プレイには多人数プレイなりのよさがある 島津裕行 加藤顕
  • 新海翔斗
  • 渡辺奏
  • 櫻井拓郎
  • 河原久美子
  • Jang Young-Sun
矢野茜 3月12日
Lv.11 たった一つの選択肢がすべてを変えてしまうこともある 高本宣弘 藤原和々
  • 小川エリ
  • HANJIN ANIMATION
  • 水野隆宏
佐藤麻里那 3月19日
Lv.12 ヒロインにしか装備できないアイテムには特別な効果がある 志茂文彦 石倉敬一 ナンバーナイン
  • 新海翔斗
  • 清水勝祐
  • 水野隆宏
  • 大木賢一
  • 北山景子
  • 劉雲留
  • 胡峰成
  • RadPlus
  • 矢野茜
  • 佐藤麻里那
  • 紙葉礼
3月26日

 

 

このストーリー展開って

 

 

実は初回からは観ていません。

ちょっとタイトルが武骨すぎて…。

(ネーミングセンスはウシジマくん笑)


最近よくあるラノベはタイトルで大体の内容を説明してくれるくらい分かりやすいネーミングですからね。

弱キャラって…、まずイメージが湧かなかったことも理由の一つでした。

(ちょっとPVの友崎の前髪のもっさり感もね…。見た目が重要って1話から説教されますけど。)

 

SNSで絶賛している方がいたので1週遅れで観始めたのですが。

結論、けっこう面白い。

 

 

理由は完全に積み上げ型のストーリーだったことですね。

最近は異世界とチート系が多かったもので、

こういった努力や工夫で立ち回って小さな世界を変えていくことって心地よかったです。

自分は悪くない、変わらないってパターンはよくありますけど。

でも随所にストレスが掛かる展開もあって、

心がヒリヒリするところも魅力の1つでしょうか。

 

 

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出典:http://tomozaki-koushiki.com/story/

 

 

でもやっぱり作中のヒロイン日南葵がどうしてもしっくりこない。

 

主人公友崎を変えるために、

様々な課題を与えて表から裏からサポートする風もあるんですけど、

基本は上から目線で指示を楽しんでいる強キャラ設定でした。

特にLv11が完全に闇落ちしてましたね。

 

なんなの、この人…

 

というレベルの酷い奴です。

(可愛ければ何やってもいいってわけじゃないでしょって。) 

 

原作を読んでいないので細かい内情や伏線は分からないんですけど、

少なくともアニメ版においては途中から日南葵がいかに評価落ちしていくのかを期待してしまいました。

それは視聴者と物語内の世界の評価のギャップ。

パーフェクトヒロインこそ対比軸(弱キャラと強キャラ設定)としてちょうどいいんじゃないかと思いましたけどね。

 

でも残念ながらそこまで闇落ちすることもなく、

最終回の友崎の熱弁もそこまで響いていない感じに見えました。

これだと続き(2期)がないと腑に落ちない展開です。

 

やっぱりまずは原作ラノベを売りたいんでしょうね。

アニメ版を一つの完結作品と考えたとき、明らかな不完全燃焼感ありました。

最終回って何が伝えたかったんだろう。 

 

 


 

 

 

やはり俺ガイルとの対比してしまう

 

 

どうしても根暗でコミュ障な主人公が人間関係を積み上げていく学園生活と位置付けると、「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」の主人公比企谷八幡と比較してしまいますね。

 

ただし決定的に違うのは、

比企谷八幡は周りを変えていくのに対して

友崎は自分自身が変わっていくところです。

 

友崎は自分の経験値を積み上げていきますので、そこはゲーム的な捉え方ですね。

 

でも、比企谷八幡は決して追い詰められたり嫌になるストレスはなく、

やれやれ感を出しながら結局自分なりのやり方で上手く立ち回ってしまうのに対して、友崎は与えられた課題を越えてそこから発見していく事の連続でした。

なんというか文字通りキャラが弱い。

しかも日南葵の思惑通りの成長と成果が中心でした。 

 

もちろん雪ノ下雪乃のような偏屈美少女がいた俺ガイルは、

偏屈2トップでしたから比較できませんけど。

 

そういった意味で、

日南葵のような二面性のあるキャラクターがいないと締まらないのかもしれませんね。

彼女自身の葛藤も随所に描かれているんですがそのシンパシーを吹っ飛ばすくらい最後の2話はやらかしていました。

 

 

人生をゲームとして捉えているのはむしろ日南葵の方

 

 

話を少し戻すと、Lv11において友崎が菊池さんと付き合うという課題に対して、違うと言った時の突き放す態度は人の気持ちなんて関係ないような屈折した感じでしたね。

 

そのくせ、みみみやクラスメイトの前での立ち回りはみんなをまとめるパーフェクトヒロイン。

自分を貶めることはしないで、他人(特に友崎)には違うことを強制するあたりは、

ただ大上段から面白がって石を投げている人間の悪意がありました。

人の気持ちは関係ないのかな(笑)。

少なくとも今期で彼女が弱ったシーンはありませんでした。

 

そこで思ったのですが、

一番ゲーム感覚で人生を演じているのは日南葵の方なんじゃないかと。

もちろん何かの伏線のための非情な対応なのか、

もしくは荒療治のためのキャラ設定なのかは原作でそのうち分かることかもしれませんが、

少なくともアニメ版においては友崎以上にゲーム感覚でありながら、

実際は狡猾な知能と万人受けする美貌を兼ね備えたボスキャラそのもの。

 

こんな厄介なヒロインはいない、

でも今のところは論破できない感じですね。

 

加えて、日南葵にとって得るものは何なんでしょうか。

友崎が成長や発見をして変わり始めていることに対して何か対価ってありました?

この不均衡な感じからすると、日南葵の対価は友崎を操縦して課題をクリアさせること。

それによって得られる自己肯定なんでしょうね。

 

 

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出典:http://tomozaki-koushiki.com/story/

 

自分が敬愛するアタファミの世界においてランキング1位のnanashiがリアル世界を諦めている弱キャラだったのでボスキャラが操縦して間接的に自己肯定したいのなら、

日南葵のヒロイン設定はすでに崩壊中です。

全部自分のために周りを巻き込んでいく自己実現って…。 

結局は利害の一致なんでしょう。

 

基本的に緑の瞳を持つキャラはモンスターが化けている暗示なのか。 

緑の瞳って珍しかったのでそんな気がしています。

 

 

物語には菊池さんという正統派でありながら、

友崎に好意を持ってくれているもう一人のヒロインがいるので問題ないですけど。

そのため、今後は徹底的に日南葵を壊して欲しいですね。

(パーフェクトヒロインの崩壊が見たいのよ…。)

 

 

最後は日南葵を救う話なのでは

 

 

あくまでこれは今後の予想ですけど、

ヒロインは完全に菊池さんに交代して、

闇落ちしていく日南葵を救うストーリー展開になるんじゃないでしょうか?

 

これまでもいろんな作品でヒロイン交代はありましたよね。

もはや日南葵にヒロインの正当性はないのですから。

  

結果として友崎にのみ明かされている本当の彼女のことを解放したいのか、

わかりにくいけどSOSが出ているのでしょう。

 

 

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出典:http://tomozaki-koushiki.com/story/

 

でも友崎が日南葵を救うにはまだまだ経験値やレベルが足りないため時間がかかりそうですが、この展開なら パーフェクトヒロインの仮面を剥がすことが出来るでしょう。

加えて、日南葵が友崎のことが好きになるってあるある展開になれば大団円で終わるでしょう。

(よくあるストーリーになっちゃうかもしれませんけどね。)

 

 

とにかくアニメ2期に期待したいです。

まだ原作が刊行中なので、

最近のパターンでは原作終了と同時にアニメも完結編まで放送する流れでしょうか。

 

見たいのは、日南葵の弱さ。

正体(自己顕示欲と支配欲のモンスター)が白日の下に晒されて、

今までの友達やクラスメイトたちに幻滅されていくところです。

是非、強キャラと弱キャラの転換を見たいな。

 

2021年1-3月期のアニメの中で、楽しめた作品でした。

最後は日南葵ばかりが気になってしまいましたけど。

 

(面白かったんだけど)どこが?って問われると

ふんわりとしかイメージが残らない感じですね。…うーん。

要するに続きが観たい、結末が観たいって感じなんでしょうか。

 

キャラクターデザインも可愛いし、OPのカットや曲も良かったです。

まだ観てない方は是非確かめてほしいです。

 

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出典:http://tomozaki-koushiki.com/story/