X(旧Twitter)やYouTubeで「ダンまち」の最新話の動画が出回ってたので、見逃したかと思い慌ててTVの録画をチェックしたところ、やってない。
おかしいなーと検索したところ、ABEMAで優先配信しているという。
サッカーのWカップでアプリをダウンロードしていたこともあり、慌てて視聴したところ1話につき、前半4つ、中盤4つのCMをがっつり観るはめに。。。
しかもスキップできない。
こんな時代になっているのか。
そもそもアニメはただで観るものという認識があったので、TOKYOMXとBS11さえ観ていればほとんどのアニメは観ることができたことが異常だったのかもしれない。
だって、CMは同チャンネルのアニメのCMや円盤のCM、主題歌のCMで構成されているがこれでアニメ制作費が生まれているなんて正直思えなかった。
(調べるとABEMAだけではなく、いろいろな有料アニメアプリでも見れるという)
商業的に考えると、CMは人の目に確実に触れることで商品を紹介するためのもの。
商品の売れ行きのためのプロモーション費用なわけで。
このタイパ時代にあれほどがっつりCMを観たのも久しぶりだった。
TVでリアルタイムでアニメを観ることもよほどのことが無い限りないわけで、当然録画ならスキップする。
こんな当たり前なことがABEMAで露見するなんて。。。よく考えればそりゃそうだよね。
ここ数年、ネットフリックス独占やディズニープラス独占のアニメも増えてきた。Amazonプライムには加入しているが、お急ぎ便が目的の副産物で動画配信サービスを観ている者としてはわざわざ観るものへの変化は避けられないのかもしれない。
気付かなかっただけで前からすでに起こっていた変化に今更ながら今回の「ダンまち」で気づかされたわけで。「ダンまち」みたいなヒット作やキラーコンテンツは今後も同様の傾向が続くんだろうな。。。ってことは次は「リゼロ」か?
「転スラ」は日テレに移籍したし、「鬼滅の刃」はフジテレビに移籍。TOKYOMXでヒットしたら独占配信やキー局系にどんどん移籍してしまうのか。
CMを出す企業側からすれば、今回みたいなスキップ出来ないCMのほうがいいわけで、しかも視聴回数がカウントされればCMの効果も検証しやすいわけで。
そう考えるとネット配信系のほうが今後強まる傾向になるだろう。
メディア論でいうと、古いメディアは次のメディアに駆逐される流れなわけで。印刷物からラジオになり、ラジオからTVに、TVの次はやはりネットなんだと改めて認識させられた今回の「ダンまち」の配信だった。