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注目漫画「葬送のフリーレン」3巻レビュー

「葬送のフリーレン」3巻が発売されました。

2巻末で気になる展開(断頭台のアウラとの決戦)で終わりましたよね。

そして、ついに3人目の仲間とおぼしきキャラクターも登場します。 

面白かったのでレビュー書きます。 

 

 

 

 

 葬送のフリーレン3巻と注目度

「葬送のフリーレン」の3巻は12月18日に発売されました。

4月末からの連載ですので、順調ですね。

以下、話題漫画として扱われておりますので、これからマークしてみてください。

 

 

 

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(引用:http://collabo-cafe.com/)

 

1.断頭台のアウラとの闘い

かつての魔王軍七崩賢の1人、断頭台のアウラと80年ぶりに対峙するフリーレン。

数えきれないほどの不死の軍勢を率い、圧倒的数の優位に立つアウラ。

それは相手を服従させ、自由に操る魔法「服従の天秤」によるものだった。

服従の天秤とは、自身と対象の魂を天秤に乗せ魔力の重さが大きかった方が相手を服従させることができる魔法。

アウラが七崩賢に君臨してから5百年、一度たりとも重さで上回られたことはないと言われる。

(フリーレンに襲い掛かる不死の軍勢の中、見覚えのあるペンダントを見つける。)

 

フリーレンは魔法で吹き飛ばすのではなく、魔力の消費が多い解除魔法を使いアンデッドたちを形あるまま倒していく。

アウラにどうしてこんな回りくどいことをするの?と問われたフリーレンは80年前に勇者ヒンメルに怒られたという。

ヒンメルはもういないことを言われ、意を決したようにフリーレンは安心して容赦なく殺せると告げる。 

 

2.フェルンVS魔族リュグナー、シュタルクVS魔族リーニエ

フリーレンがアウラと対峙するその頃、治療を終えたシュタルクとフェルンは逃げた魔族とフリーレンを探していた。

そこにリュグナーの不意打ちでフェルンの左肩が撃ち抜かれる。驚くシュタルクの元に斧を持ったリーニエが襲撃し、二手に分かれての戦闘に。

 

圧倒的に不利な状況に追い詰められたフェルンだが、落ち着いていた。

それはこれまでの旅の中で、魔法を打つ速度はフリーレンを凌ぐと言われていたから。

魔法の反応速度が速いと気づいたリュグナーはバルテーリエ(血を操る魔法)を放つ。

 

その頃、シュタルクはリーニエとの闘いで傷つき、血だらけの状態に。

80年前のアイゼンの斧裁きで攻撃するリーニエは、エアファーゼン(模倣する魔法)で見知った攻撃をコピーしていた。

シュタルクはボロボロになりながらも師匠アイゼンとの記憶を思い出し、捨て身の戦法でリーニエを葬る。

 

リュグナーは戦いの中で魔力も技術もコントロールも上回りながら、次第に追い詰められている違和感に決着を急ぐ。

そこにフェルンのゾルトラーク(魔族を殺す魔法)が炸裂する。

 

3.フランメとの出会い(回想)

瀕死のダメージを浴びたリュグナーはとどめをさされる前に、フリーレンですら魔力の差でアウラにはかなわないという。 

しかしフェルンはフリーレンは正面からは戦わないという。

そこでリュグナーはフェルンとの魔力差の違和感の秘密に気づき、卑怯者めと発しながら消え去る。

 

魔族の秩序と魔力を制限する修行

100年以上前のフリーレンとフランメとの回想に移る。

魔族にエルフの集落を襲撃され、魔族の将軍格”玉座のバサルト”を倒し、追手が迫る中で生き残ったフリーレンはフランメに救われる。

そこで魔族が魔力の大きさを誇示し、その秩序の中で序列が決まると教えられる。

フランメの指導の下、魔力を制限し外に出さない修行に50年の月日を費やした。

老いたフランメはフリーレンに目立たず生きる事を諭し、この世を去る。

 

勇者との出会い

フランメの死後、勇者ヒンメルの一向と出会うフリーレン。

魔力を隠しているフリーレンに対して、僧侶ハイターに自身より魔力は1/5程度と侮られるが、ヒンメルは今まで会ったどの魔法使いより強いという。

根拠を尋ねたフリーレンに、ヒンメルは笑顔でなんとなくと告げる。

 

4.アウラとの闘いの決着

場面はアウラとの戦いに戻る。

アウラはアゼリユーゼ(服従させる魔法)によって、服従の天秤でフリーレンとの魔力の重さを計る。

初めは優勢だった天秤がフリーレンのほうに傾く。

 

フランメの教えにより、魔力で魔族を欺くことを明かす。

アウラは動揺しながら自身を5百年以上生きた大魔族だというが、フリーレンは1千年以上生きた魔法使いだと言い放つ。

服従の天秤で敗れたアウラは、フリーレンの自害しろという命令に自身の首を斬る。

 

決着に駆け付けたフェルン、シュタルク、グラナト伯爵の軍勢は驚く。

不死の軍勢を形あるままに葬ったフリーレンによって、伯爵はペンダントを付けた息子の亡骸を見つける。

丁重に死者を弔い、グラナト伯爵から褒美としてフランメの魔導書(偽物)を賜る。

 

その後、北側諸国最大の魔法都市オイサーストに旅立つ。

 

5.武道僧クラフト

一向はシュヴェア山脈越えの最中、猛吹雪に会う。 

山小屋に避難すると、そこには先客として武道僧(モンク)のエルフ、クラフトがいた。

フリーレンを見て同族に会うのは300年ぶりと喜ぶクラフトと雪解けまでの半年間を過ごす。

 

女神を信仰しているクラフトはその理由を、長寿のために偉業も正義も自分の生きてきた軌跡を誰かが覚えていてくれることを女神に望んでいるという。

それは天国を信じるフリーレンとは違うものの、フリーレンが天国でヒンメルたち仲間と再会を望むことと似ていた。

 

6.剣の里

クラフトと別れたフリーレンたちは引き続き山脈越えで吹雪に会う。

ようやくたどり着いたのは剣の里。そこは勇者ヒンメルが抜くまで勇者の剣を守っていた里。

49代目の里長の少女に迎えられ、80年前に勇者一向としてフリーレンが来ていたことがわかる。

里の周りに棲みついた魔物を討伐し、80年ぶりに勇者の剣が守られていた洞窟に入る。

 

実は80年前ヒンメルは勇者の剣を抜けなかった。

 

それは本物の勇者ではないということだったが、ヒンメルは前を向いて魔王を倒して本物の勇者になると告げる。

 

そうすれば、偽物だろうと本物だろうと関係ない。

 

実際に魔王を倒して勇者になったヒンメル。フリーレンは嬉しそうに、あんな剣はなくたってヒンメルは世界を救ってみせたと言う。

 

魔王討伐後のヒンメルを英雄にしたかった連中によって、勇者の剣が抜けなったエピソードは隠され、美化され、最後は原型すらなくなったようだ。

里長と半世紀後に会う約束をして、旅立つ。

 

7.戦士の贈り物

北側諸国の町にたどり着いた一向。

フェルンはシュタルクの誕生日プレゼントを探していた。

フリーレンは服だけ溶かす薬をあげようと考えていたが、怒ったフェルンにその場で捨てられる。

結局シュタルク本人に欲しいものを聞くことにして、追いかけると町中で人助けをしていた模様。

 

戦士の村で育ったシュタルクは兄弟の中では落ちこぼれだった。優秀な兄シュトルツは村の期待を背負っていたが、弟シュタルクには優しかった。

 

宿に戻った二人に、フリーレンは大きなハンバーグを作っていた。

それは戦士アイゼンが勇者たちの旅でも、シュタルクにも出していたものと同じもの。昔アイゼンのいた地方の風習で精一杯頑張った戦士を労うための贈り物だった。

 

シュタルクは誕生日に兄が作ってくれたハンバーグを思い出した。

魔族に里が襲われ戦う中、

シュタルクを逃がしてくれた兄の笑顔とハンバーグの味を。 

 

8.平凡な村の僧侶

北側諸国のアルト森林で底なし沼にはまりながら、10年前に幼馴染から冒険に誘われ断ったことを後悔していると話す村人に遭遇し、沼から助ける。

その後、シュタルクが毒蛇に噛まれ教会に治療に向かう。

協会では神父によって手遅れだと告げられるが、さっき沼で救った者(神父の弟)が現れ一瞬で毒を直してくれた。

フリーレンは神父の弟ザインが天才だと気づく。

仲間に誘うことをためらうフリーレンに対して、シュタルクが勧誘するために賭けポーカーの場に行き、二人そろってパンツ一枚になるまで身ぐるみを剥がれる。

かつて冒険者になりたかったザインにフリーレンは仲間になるように勧誘する。

 

今更だというザイン、(過去に幼馴染を追いかけなかった)ただの落ちぶれたおじさんだという彼に対して、かつてヒンメルに勧誘されたときの自分を重ねる。

 

ヒンメルが言ったように、

フリーレンは過去ではなく今の話をしていると告げる。

 

それでも固辞するザインに意地でも仲間にすることを決めたフリーレン。

 

(3巻終わり)

 

9.感想

エピソードの随所に、勇者ヒンメルとの出会いや彼が言った言葉を重ねています。

やはり500年の孤独を救ったヒンメルと仲間たちがフリーレンとっての支えになって、彼らが亡くなった後も、少しずつ彼女を変えています。

 

最後に出てきたザインはフェルンやシュタルク、見た目が少女のフリーレンに比べればおじさん的ではあるものの、これでようやく僧侶が加わり(予定)、かつてヒンメルと組んだパーティーと同じ4人構成になる模様です。

 

アウラ以降は強力な魔族は出てきませんが、魔王討伐の軌跡を辿る旅において今後も魔族との闘いがありそうですね。

ヒンメルたちとの思い出と新しい仲間たちとの出会いによってフリーレンは旅を続けます。

4巻も楽しみです!

 

 

 

↓参考までにどうぞ! 

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