秋葉界隈で働く人のアニメレビュー

秋葉界隈のサラリーマンの思ったこと

新アニメ レビュー:神様になった日#1

10月10日より放送が開始されました”神様になった日”をレビューします。

原作・脚本を麻枝准、キャラクターデザイン原案をNa-Gaが担当し、”Charlotte”に続くオリジナルアニメ作品です。引き続きメインヒロインの声優も佐倉綾音さん、制作会社もP.A.WORKSです。麻枝さんはあの伝説の泣ける18禁ゲーム”MOON”のメンバーです。

期待できる作品ですね。

 

 

kamisama-day.jp

 

f:id:yonyonsalaryman:20201013100831p:plain

 

 

 

 

 

#1 降臨の日

 冒頭、

そうじゃのう、何もかもが新鮮であった。

毎日がキラッキラしておった。

たくさんの宝石を詰めた宝箱のような思い出になった。

 

1.神様との出会い

 高校最後の夏休みのある日、友人とバスケットボールをしていた主人公:成神陽太(声:花江夏樹)は不思議な恰好(修道女のコスプレ風)の少女に会う。

名前は佐藤ひな(声:佐倉綾音)。自身を全知の神という…

しかも少女は30日後に世界が終わるという。

 

諏訪盆地の最果てに…、中央本線で松本まで行って…で分かるように舞台は長野、特に信州のようですね。(後でわかりましたが舞台は山梨でした。)

自然豊かな描写は”君の名は”を思わせるようなシーンが多数ありました。(あちらは岐阜の飛騨でした。)

冒頭のセリフからすべてが過去になったような言い方。物語は30日の回想かもしれませんね。 

 

2.神様の力

早々に追い返すつもりがなかなか引き下がらずに受験勉強のための図書館までついてくる。 その前後でも彼女が予知能力を発揮し、徐々に信じずにはいられない状況になります…

 

・コンビニで傘を買う

 突然の雨が降る。

 

・バスに乗るより歩いたほうが早いという

 工事渋滞によって歩いてバスを追い越す。

 

・夏目漱石を降ろして、吾輩は猫であるを朗読する

 ただ朗読しただけ(笑)。

 

・ラーメン屋で競馬を当てる

 着順まで完璧に当てて、オヤジを驚かす…

 

もう十分なくらいの実績。主人公はもはや疑う余地もなくこの子は超常的な力を持っていると考え、受験に受かって片思いの相手の伊座並さん(声:石川由依)と同じ大学に通いたいという小さな夢をお願いしますが「その前に世界がお・わ・る!!」と呆れられます(笑)。

その後、伊座並さんの趣味が高校野球観戦(それも春夏甲子園で観戦するほどの熱心なファン)であることを予知し、高校の野球部と1打席だけのバッティングチャンスをもらいます。いいところを見せて、告白のチャンスも消しかけられます。

しかも神様の予知を使えるので球種はシナリオ通り。神様の指示した球のみ狙いますが…

 

1球目 高めの球 見逃せ (ボール)

2球目 カーブ 見逃せ (ストライク)

3球目 内角 見逃せ (ストライク)

4球目 スライダー 見逃せ (ストライク)

5球目 甘めのストレート これを打て! (来ません)

 

当然野球は3ストライクでバッターアウト!5球目はありません(笑)。

(ストライクかどうかまでは予知できないようです。その前にルールが分かってないかも。)

それでも意を決して伊座並さんに付き合ってくださいと言いに行くが秒殺。

この後振られた陽太は日が沈むまで真っ白になりました。

 

この神秘的な少女はなぜここまで陽太に固執するかは後々分かることかもしれませんね。小さな予知は完全に信用したけれど、世界が終わるといった大きな予言に関してはまだ信じられません。

高校最後の夏、好きな女の子と受験の方が大事ですよね。そのうち1つは神様のせいでなくなりましたが…

 

3.神様とのこれから

日暮れ後に神様は陽太の家に一緒に帰るという。

さすがに陽太の親も納得しないだろうと思いきや、電話で説明したところ少女の背格好だけですんなりOKになりました。いったいどういうカラクリを使ったのか、それとも神の力なのか…。

「世界の終りまであと30日」

 

 

エンディングテーマは

「Goodbye Seven Seas」

麻枝さんは作詞作曲までやるとは知りませんでした。

(調べるとけっこうやってますね。) 

歌のやなぎなぎさんは”俺ガイル”のイメージを引きずります。

 

 

4.まとめ

今期完全にノーマーク作品でした。

あやねると花ちゃんの声優陣は見てましたが、麻枝准さんのオリジナル作品だったんですね。オリジナルアニメがほぼない今期、かなり期待できる作品です。

第一回の内容としては、唐突な導入と自己紹介神の力の実績神の力を使った主人公の日常に踏み込むエピソードがスピード感がある中で分かりやすかったです。すべて1日の出来事なんですよね。

あと30日で終わってしまう世界に未来を想う少年は何を考え、これからどうするのか。始まってません(笑)。

通常の展開では、世界が終わらないように阻止する流れになるはずですが、そんな素直な展開とも思えません。

しかも冒頭はこの30日を回顧したようなナレーションから始まりました。これだけ周りを引っ掻き回して、奇跡を起こしている中で少なくとも夢落ちではないことを祈ります。(例えば不治の病のような展開はありえなさそうですよね。)

信州のゆったりとした自然風景と受験を控えた高校3年生、世界が終わるまで30日という短い期間の時間軸(長・中・短)が今後どのように場面展開していくのか、対比で使うのか、2回楽しみにしたいと思います。