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ヒットが約束された漫画「推しの子」レビュー

また新しい話題作が誕生しました!

 

 

今最も注目されている漫画「推しの子」をご存知でしょうか?

これほどヒットが約束されている作品はないと思いますよ。

2月19日の発売される3巻を前に、1-2巻をレビューします。

 

 

 

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(出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 2ページより) 

 

 

 

 

ヒットが約束された漫画

 

 

「推しの子」は赤坂アカx横槍メンゴによる漫画作品です。

現在週刊ヤングジャンプにて連載中の異色作。

カテゴリーはファンタジー兼サスペンスのような側面もある

アイドル・芸能界をテーマにした転生ものです。

 

 

現在2巻まで発売され、

早速マンガ大賞2021の候補作になっています。

 

www.oricon.co.jp

 

他にも 「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」 4位だそうです。

 

 

 

横槍メンゴさんは「クズの本懐」の作者、

赤坂アカさんは「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の原作者で

すでにアニメ化されている作品を持つコンビによるヒットが約束されている作品です。 


というか、すでにヒットしています。

 

 

 

1巻あらすじ

 

 

 

物語の主人公”ゴロー”は九州の片田舎の産婦人科医。

アイドルグループ「B小町」のアイの熱狂的ファンの1人です。

 

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(出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 9ページより)  

 

 

 

 

しかしそのアイドルが突然の活動休止を発表し、意気消沈します。

 

アイのファンになったきっかけは、

かつて研修医時代に担当した患者”さりな”の影響によるものでした。

難病のため12歳の若さで亡くなった彼女の夢をアイに重ねているようです。

 

 

 

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 (出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 14ページより) 

 

 

 

 

そんな中、

妊娠20週の16歳の訳あり少女が診察に現れます。

 

なんとそれが憧れのアイ自身でした。

 

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(出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 21ページより) 

 

 

 

 

 

推しのアイドルが妊娠出産という複雑な感情と和解し、

ファンと患者という葛藤がありながら、

ゴローはアイの出産を無事に終えるよう全力で応援します。

 

 

いよいよ出産が迫る中、

突如ゴローは暴漢に襲われて帰らぬ人になってしまいます。

 

 

 

 

ここまでがゴローの前世になります。(1巻1話) 

 

 

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(出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 44ページより)  

 

 

 

 

 

次にゴローが気が付いたときは、なんとアイの双子の子供に転生した状態でした。

名前は星野愛久愛海(アクアマリン)。

前世の記憶のまま、憧れのアイの子供に転生したゴローは天国のような心地と共に複雑な心境も抱えたまま成長します。

 

 

 

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(出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 50ページより) 

 

 

 

 

 

そしてゴロー同様に、双子の妹も転生者と判明。

ゴローは気付いてないが、どうやら若くして難病で亡くなった”さりな”のような...

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(出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 78ページより) 

 

 

 

 

 

順調にアイドル街道を駆け上がるアイ。

 

しかし、

誰かのリークによって引っ越し先がばれ、

子供がいることが分かった熱狂的ファンによって刺殺される衝撃の展開になります。 

 

 

 

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 (出典:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 185ページより) 

 

 

 

 

 

残念ながらこの世を去った母親のアイの影を求めて、

成長した双子の物語は始まります。

 

 

 

以上が1巻のあらすじでした。

 

 

 

 

2巻あらすじ 

 

 

 

 

アイ亡き後、順調に成長した双子”アクア”と”ルビー”は

高校受験を迎える歳になります。

 

アイの血を受け継ぎ、容姿端麗に育った双子。

 

 

 

ルビーは母親のアイを追いかけて、アイドルになることに夢中。

 

 

 

 

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(出典:【推しの子】2(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 12ページより) 

 

 

 

 

 

しかし兄のアクアはルビーがアイような危険な目にあうことを恐れ、

アイドルになることを妨害します。

 

 

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 (出典:【推しの子】2(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 25ページより) 

 

 

 

 

 

同時に芸能界にはアイを殺すようにけしかけた黒幕がいると考えたアクアは、

芸能界に近づき謎に迫ろうと執念を燃やしています。 

 

 

 

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(出典:【推しの子】2(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 78ページより)  

 

 

 

 

 

 

結果として2人ともアイいた苺プロに所属し、

アクアは俳優に、ルビーはアイドルになるために、

目的は違えど突き進んでいきます。

 

 

 

 

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(出典:【推しの子】2(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 193ページより) 

 

 

 

 

 

2巻終わりには、昔アイのアイドル時代に関わったスタッフを通して

アクアは恋愛リアリティショーに参加するところで3章に繋がります。 

 

 

 

物語の大筋のみ触れましたのでかなり端折りました。

是非1-2巻を読んでいただきたいです。

他にも、監督や”有馬かな”などの個性的なキャラクターがたくさん登場します。 

 

 

 

 

芸能界の闇

 

 

 

「推しの子」では、普段スポットの当たらないアイドル・芸能プロ・芸能界の内幕にも迫っています。

 

1巻冒頭で早速ゴローの口からアイドルファンの願望が吐露されます。

 

 

「捏造して、誇張して、都合の悪い部分はきれいに隠す」

「上手な噓を吐いてほしいのがアイドルファンというものだ」

 「この世界(芸能界)において嘘は武器だ」

 

(引用:【推しの子】1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 9ページより) 

 

 

 

またアイドルの収入形態などにも踏み込んでいて、輝いている部分の舞台袖が垣間見れます。

歌唱印税、テレビ出演料、ライブは物販が売れなきゃ余裕で赤字など。

他にも事務所の大小のパワーバランス。

 

アイドルだけでなく俳優も業界全体で育んでいくシステムがあり、芸能界をテーマにしているならではですね。

 

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(出典:【推しの子】2(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 121ページより) 

 

 

 

 

サスペンス要素

 

 

 

アクアはアイを死に追いやった人間は自分の父親だと考えています。

そして父親は芸能界にいる人間と目星をつけ、

父親を見つけて復讐するために芸能界に足を踏み入れます。

 

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(出典:【推しの子】2(ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 48ページより)

 

 

元々医者の記憶そのままに転生しており、

知能も知識も優れています。

 

過去のアイの仕事関係などを手繰り、

謎に近づいていくサスペンスも「推しの子」の要素になりそうですね。

キラキラしたアイドルや芸能界の表と復讐のために執念を燃やす裏が物語の振れ幅を作ります。

 

 

 

今後の展開、アニメ化は?

 

 

ほぼ間違いなくアニメ化は約束されたようなものです。

まずマンガ大賞2021にノミネートされ、原作x作者もヒットメーカーです。

最近の傾向では早ければ5巻~6巻くらいでアニメ化しても不思議はありませんね。

なので2年後くらいでしょうか。

 

勝手に2023年と予測しておきます。

 

 

ただし、アイドルという賞味期限のある題材を扱う以上、

主人公たちの活動期間も5年程度と思われます。

 

2巻末時に高校入学直後でしたので、

5年間くらいの時間軸で展開すると意外に早く終わってしまう可能性もありますね。

 

 

それでも、アイを中心とした1章と双子の子供たちの青春を描く2章の構成だけでも十分シナリオとして面白い展開です。

主人公2人が冒頭と巻末で殺されてしまうのも逆に新しかったですね。

 

 

今後は高校生になって芸能界に足を踏み入れた2人は、いかようにも物語を作れるバリエーションがあります。

まずエピソードには困りそうにないですね。

 

 

まずは3巻の展開次第ではアクアのほうが先に芸能界に近づいていく感じです。

そしていつか訪れるであろう双子の前世での繋がり、”ゴロー”と”さりな”に関しても気になるところですね。

 

 

ちょっとヤンジャンから目を離した隙に、

こんな素敵な作品が生まれていたとは...

 

 

アイドル的要素、サスペンス、ラブコメが同時に楽しめる面白い作品です。

是非一気読みして欲しい期待の漫画ですよ。

 

 

 

 

 

 

おまけですが、

マンガ大賞2021は「葬送のフリーレン」とこの「推しの子」の一騎打ちと思われます。

参考までにフリーレンの紹介記事も掲載します。

 

 

www.yonyonblog.com