2021年1月スタートアニメもようやく物語の方向性が出てきましたね。
これから大詰めの展開を迎える前に、改めて面白かった点・重要なポイントをおさらいしながらランキングにしました。
今からでも間に合いますので是非参考にしてほしいです。
- はじめに
- 1.ホリミヤ
- 2.Levius レビウス
- 3.無職転生~異世界行ったら本気だす~
- 4.ワンダーエッグ・プライオリティ
- 5.弱キャラ友崎くん
- 6.怪病医ラムネ
- 7.SK∞ エスケーエイト
- 8.怪物事変
- 9.たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
- 10.回復術師のやり直し
- 総評
はじめに
続編物で殿堂入りの5作品「転生したらスライムだった件」、「五等分の花嫁」、「Re:ゼロから始める異世界生活」、「約束のネバーランド」、「ゆるキャン△SEASON2」は割愛します。
この5作品は安定の内容で言うことありません。
面白いです!
以下、過去の紹介とランキングも紹介します。
1.ホリミヤ
どこまでも甘酸っぱい青春グラフィティ。
カラフルな学園生活と家庭での2人だけの時にしか見せない関係性がどこか切ない、終わりまでのカウントダウンを見ているような気になります。
お互いが不器用で不慣れな距離感を少しずつ埋めていく展開は初々しくてヤキモキします。
ようやく2人が付き合うことになりましたが、この展開ならすれ違うこと必至ですね。
揉めるんでしょうね(笑)。
毎回必ずどこかで堀さんが感情を爆発させてくれるので、それで物語が消化されています。
不器用すぎて口で言わなきゃ分からないのが宮村ですね。
2.Levius レビウス
全くノーマークだった作品ですが、回を重ねる毎にどんどん物語に惹きこまれます。
対戦相手の背景やエピソードも丁寧に描かれており、試合前・試合中・試合後に見方すら変わってしまうくらい物語の紡ぎ方が上手いなぁ...と感じてしまいますね。
そしてギミックを使った機関拳闘も見ものです。
戦争によって欠損してしまった腕が機関によって強化され、ボクシングというエンターテイメントになっていること自体も、この世界観が面白い!
今シーズンのアニメで今のところお勧めしたい作品No.1です。
(出典:levius.net/story/第6話「「助けて!」って言ったんだ・・・。」)
3.無職転生~異世界行ったら本気だす~
”なろう系”の大作ということもあり、初回から壮大な物語が展開中です。
ヨーロッパの田舎町を模した作画も綺麗で、主人公の成長過程や人間関係も丁寧に描かれています。
この作品は明らかに2期3期と継続されそうな流れがありますね。
そして、何といっても前世はニートで心の声役の杉田智和さんがポイントでしょう。いい感じにおっさんの本音が吐露されて、いやらしさしかない(笑)。
十分チート的強さがある主人公ですが、ようやく命の危険を感じる展開もあり、いい意味で緊張感が出てきましたね。
まだまだ先は長そうです。
4.ワンダーエッグ・プライオリティ
野島伸司作品ということもあり陰鬱な展開に終始するかとも思いましたが、意外にもバトルを通して交友を深めたり成長したりして、正直肩透かしの内容でもあります。
エッグの存在もまだ明らかにされていないし、現実世界にどのようにトレースされるのかも今後の重要な展開でしょう。
ファンタジーで補完している描写が精神世界の重要なポイントだとしたら、野島さんはもっと早くアニメの世界で表現すべきだったのかなぁ...と思ってしまいました。
(実写ドラマや映画が主流の時代から)少しアニメの地位が上がったのかな。
最初は(残酷な展開を)覚悟して観始めたので、今緊張感が薄れ始めましたがそこは野島作品。必ず何かストーリーに仕掛けてくると思いますので期待してます。
5.弱キャラ友崎くん
友崎くんの成長もさることながら、取り巻くヒロインたちがみんな可愛いハーレム状態。前回クラスメイトの女子にゲーム(ゲームに一生懸命になる男子)を馬鹿にされたときに爆発させた感情が何とも言えない良さがありました。(声が裏返るいような怒り方は伝わるものがありましたね。)
日南葵の出してくる課題が友崎くんを追い詰めているんじゃないか冷や冷やしながらも、友崎くんの成長でまわりも少しずつ変わり始めている展開は心地いいですね。
6.怪病医ラムネ
意外や意外、この作品面白いです。
主人公のラムネ自体は狂言回しの役割で、物語は主役は患者たち。
この展開はEテレで放送中の「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」と同じような内容ですね。
その銭天堂に比べると、少し深夜向きの内容(性的なものや残酷さ)も含まれており、大人向けでちょうどいいです。
今期意外性ナンバー1の異色作。
基本的には1話完結なので、どこからでも観れるおすすめ作品です。
キャラクターデザインが好みなら、3位にしたかったです。
以下途中経過の各話リストですが、サブタイトルが面白いですよね。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 調味料の涙 | 久尾歩 | 大庭秀昭 | 伊藤美奈 | 佐藤陽子 | 2021年 1月10日 |
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第2話 | 竹輪の陰茎 | 小林孝志 | 小川浩司 | 小林利充 | 1月17日 | ||
第3話 | 怪具屋あかつき | 水野竜馬 | ながはまのりひこ | 南伸一郎 | 佐藤陽子 | 1月24日 | |
第4話 | 唐辛子の指先 | 大庭秀昭 |
|
小林利充 | 1月31日 | ||
第5話 | 餃子の耳・前編 | 小林孝志 | 伊藤美奈 | 佐藤陽子 | 2月7日 | ||
第6話 | 餃子の耳・後編 | 大庭秀昭 | ながはまのりひこ |
|
小林利充 | 2月14日 |
(引用:ja.wikipedia.org/wiki/怪病医ラムネ)
7.SK∞ エスケーエイト
チェック漏れとスケボーというだけでスタートから観ていなかった作品。
Twitterで良いと聞き、観てみるとやっぱり面白いじゃないですか(笑)。
ボンズ作品でもあり、終始スケボーを中心とした若者文化溢れる描写はどこか懐かしく、そしてスタイリッシュですね。
青春・友情という下地に文化とスポーツが重なる王道的展開ではありますが、スピード感とアナーキーな描写も沖縄っぽくて素敵です。
OPのカットもカッコイイですよね。
8.怪物事変
ようやく登場人物が一通り揃いました。
怪異ものとしては王道の展開で、種族による異能力バトルも面白いですし、人間界に潜む妖怪や半妖の存在も興味深いです。
主人公の夏羽だけでなく他のキャラクターもそれぞれが抱えている心の闇があり、成長しながら少しずつ小出しにされてくるエピソードが今後のポイントになりそうです。
終始夏羽が言葉数も少なく、暗い感じが気になります。
感情が爆発するところが早く見てみたいですね。
9.たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
タイトル通りの作品。
主人公の自己評価の低さと現実のギャップによって巻き起こるお約束な展開は安定の面白さがありますね。
ただし、魔王すらひとひねり出来るチート的強さについて行けず、ストーリーとしては主人公のロイドからまわりのキャラクターに興味が移ってきます。
コメディとして観ているので問題はないですが、緊張感や成長過程がない展開に飽きが来ないか心配してしまいます。
今後起こるであろうお約束外しに期待します。
10.回復術師のやり直し
初回から過激な描写が話題になった作品。
主人公のタイムリープによって2周目は復讐に終始し、チートによって支配を強めることが痛快に感じるのか否かによって評価は分かれる展開ですが、ようやく本筋が見えてきました。
結果として復讐が王国にとっての都合の悪い真実をあぶりだし、やり方はともかく少しずつでも世直しになっていくストーリー。
深夜1時放送ということもあり、やたら性的な描写も多く見られ不快に思う人には決して刺さらない作品ですが、「盾の勇者の成り上がり」や「ありふれた職業だけど世界最強」的な面白さ があり、今後の展開が気になりますね。
※とにかく打ち切りにだけはしないで欲しいです。
総評
なんといっても「レビウス」と「怪病医ラムネ」は観るうちに惹きこまれていく魅力があります。
こういう作品は最初の期待値が低かった分、作品の出来の良さによって名作になる可能性がありますね。(もちろん私のツボだっただけかもしれませんけど。)
最終ランキングで1位になる可能性ありますよ。
今回は選外にした「裏世界ピクニック」は、今後の展開次第では再浮上の可能性も残されていますが、とにかく方向性や謎が分からな過ぎて…。
放送後に全話一気観した方がいい作品かもしれませんね。
Twitter界隈では、「ワンダーエッグ・プライオリティ」と「無職転生」が話題です。どちらも放送前の期待に応えた作品ですので、今後の展開が待たれます。
特にワンエグは終わり方に注目したいです。
続編物では、「ゆるキャン△」「転生したらスライムだった件」が安定の面白さがあります。この辺は期待通りで毎週リアルタイムで観たいと思える名作です。
さあ、冬もあとわずか。春近し。
みなさんの評価と被っている作品はあったでしょうか?
2021年1月アニメ後半戦も楽しみです。
※あくまで私個人の感想です。