2021年1月開始アニメの放送が終わりました。
早速ですが、独断と偏見で最終ランキングを報告します。
大作、継続作品が多かった中で、新作を中心に振り返ります。
多くのアニメが生み出される中、これからも記憶に残る名作はあったでしょうか?
※”五等分の花嫁”、”約束のネバーランド”、”転生したらスライムだった件”、”ゆるキャン△”、”リゼロ”などの人気シリーズ継続作品はランキング対象から除外しています。
0.前回ランキングのおさらい
1位 ホリミヤ
2位 Levius
3位 無職転生~異世界行ったら本気だす~
4位 ワンダーエッグ・プライオリティ
5位 弱キャラ友崎くん
6位 怪病医ラムネ
7位 SK∞ エスケ―エイト
8位 怪物事変
9位 たとえばラウストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
10位 回復術士のやり直し
1.最終ランキングTOP5
1位 無職転生~異世界行ったら本気だす~
”なろう系” アニメ最後の大作の名に恥じぬ期待のかかった作品。
序盤から丁寧なストーリーで主要登場人物を描いていきました。
そもそも分割2クールありきでの長期目線の流れでしたが、終盤一気に物語が加速していく様は圧巻です。
少年の主観とおじさんの客観が同居するラノベらしい展開。
今後も期待したいです。
2位 Levius
Netflixの地上波再放送ながら、ぶれないストーリーと緊迫感のあるバトル描写が気に入りました。
緊張感のないアニメが多い中で、バトルはいつも死と隣り合わせのギリギリの展開。
軸としての出自(戦争体験)の物語をベースに人間関係を描いていく本作のシナリオはさすがです。
最初の期待値が低かった分、かなりの高評価になりました。
3位 怪病医ラムネ
キャラクターデザインはともかく、心地いいテンポとちょうどいい親近感で観ていてホッとできる作品。
ちょっと大人の”銭天堂”と言ったところですが、患者とラムネたちの人間関係を見せやすく描くあたりは万人受けする内容でした。
いつでも観れる、誰でも観れる、ストレスもない平均点の高いアニメです。
4位 弱キャラ友崎くん
主人公が殻を破りながら人間関係や自身の成長を積み上げていくボーイミーツガール。
ストレスがかかることもありますが、毎回確実に成長していく様は爽快です。
豊富なキャラクターたちとゲームを切り口にした学園青春劇、パーフェクトヒロイン日南葵との攻防も面白い。
2期製作を期待しています。
5位 回復術士のやり直し
地上波にギリギリ耐えれるかの問題作でありながら、ベースのストーリーは秀逸。
初回のストレスに耐えれれば、後はお約束のシーン(水戸黄門の由美かおるの入浴シーンのようなもの)と帝国の不都合を炙り出すための復讐劇は快感ですね。
過激な描写をあくまでスパイスとして捉えるなら、よく練られたシナリオでした。
続きが観たいけど、どうだろう…。
2.最終ランキング6位以下
6位 ワンダーエッグ・プライオリティ
野島伸司さん脚本の異色作。
随所に20年前の野島作品っぽい闇や不条理が描かれる中で、アニメの躍動感とファンタジーの世界観は惹きこまれるものがありました。
あえてブツ切りで終わらせるあたりも狙い通りの印象です。
6月放送の特別編も期待しています。
7位 SK∞ エスケーエイト
ボンズ作品。
沖縄を舞台にしたスケボーを中心にした青春グラフィティ。
せっかく沖縄なのに南国色や方言、米軍文化のある夜の外国人あふれるアナーキーさはあまり描かれませんでしたが、逆に女子とのロマンスは全く描かない漢祭りの骨太さには好感が持てました。
観やすさ、軽快感は良かったですよ。
8位 ホリミヤ
とにかく初回が素晴らしかった。
故に尻すぼみ感は否めません。
微炭酸学園青春グラフィティ(ラブコメ)との触れ込み通り、最後まで微炭酸な感じでした。
最初のまだ不慣れで距離感が分からないくらいがちょうどよかったのかもしれませんね。慣れによって失われた緊張感が残念でした。
9位 裏世界ピクニック
とにかく放送の度に謎が増えていき、回収もほとんどされない作品でした。
ただし非常に観やすいのとスピード感はありましたので駆け抜けていった感じですね。
小説(ラノベ)特有の行間を読ますことや空想させることで本来の怖さや世界観が作られるのかもしれません。(逆に今回固定概念が植え付けられたのかも。)
アニメとして??でもラノベ作品としては評価されるべきと思います。
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10位 怪物事変
ジャンプ作品として及第点。
豊富なキャラクターとその怪物の特性によってバリエーションがありました。
2期があるか分かりませんが、今後のためのキャラクター紹介のようなアニメでした。
怪異ものとして迫力不足でしたが、ストーリーとキャラクターが綺麗にまとまったお手本のようなアニメでした。
3.番外編
蜘蛛ですが、なにか?
2クールぶち抜きの作品。
”転生したらスライムだった件”の焼き直しのような世界観と積み上げRPG方式のため、あまり話題にしてきませんでしたがやっぱり面白い。
生への執着が半端ない。
ようやく2クールぶち抜きで見せたい意図を感じることができました。
とにかく悠木碧ファンには最高傑作になるかもしれませんよ。
EX-ARM エクスアーム
3D作画の問題作。
瞬きをさせないあたりは意図的とも取れますが、アンドロイドと人間でも差異がないあたりは違和感しかない…。
ベースのストーリー自体は面白いし声優さんも頑張っているので、見せ方としてアプローチの問題のような気がします。
原作ファンはどのように感じたのでしょうか?
(少なくともYoutubeではボロボロに言われていて…。作者はどう思うのか?)
以上10作品+番外2作品の感想でした。
何といっても”無職転生”でしょうね。
丁寧で徐々に惹きこまれていく展開は今後何期も繋げたい意図を感じました。
”転生したらスライムだった件”のような大作として扱われるんでしょうね。
私の中では”怪病医ラムネ”のようなキャラクターデザインが好みじゃない作品も内容で観ることが出来たのでシナリオは肝ですね。普段はアニメの実写化は反対派ですが、この作品においては実写ドラマ化観てみたいかも。
継続作品として取り上げなかったランキング除外作品の中では、
”リゼロ”が一番面白かったですね。
やはり分割2クールの1クール目の最後は辛抱する展開だったため停滞していましたが今期は全部残らず放出した爽快感がありました。
逆に残念でならないのが”約ネバ”ですね。
フジテレビが悪いのか、実写映画の都合なのか、肝心なシナリオが改悪でしたね。
もったいない。
いよいよ2021年4月期アニメも始まりますね。
新作アニメ中心にまたレビューしていきますので、よかったら参考にしてください。