秋葉界隈で働く人のアニメレビュー

秋葉界隈のサラリーマンの思ったこと

みんな何観てる? 2021年7月アニメ中間ランキング BEST10(7月4週まで)

ようやく夏アニメも本番ですね。

でも、実は冬アニメや春アニメのようにこれが楽しみ!っていう感じじゃなかったんですよね。

 

 

・・・なぜだろう。

 

 

今シーズンは緊張感のある作品が少ないのかな?

「不滅のあなたへ」や「東京リベンジャーズ」みたいな2クール作品や再放送の「あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない。」、「ノーゲーム・ノーライフ」ばかり見てしまう今日この頃でした。

 

 

でも、やっぱ新作こそアニメ鑑賞の醍醐味。

 

 

タイムリーに歴史の目撃者になりたいですもんね。

そんなちょっと乾いたシーズンの中で今まで見てきた新作作品BEST10を発表します。

これから追っかけ視聴するときに何かの参考なれば幸いです。

 

 

 

 

尚、「転生したらスライムだった件 第2期 第2部」や「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった・・・X」、「100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン」、「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝2nd SEASON-覚醒前夜-」、「小林さんちのメイドラゴンS」のような継続作品は割愛しています。

※「転スラ」と「マギアレコード」、かなりいいです。

ちなみに放送前の注目作品は以下でした。

 

 

 

www.yonyonblog.com

 

 

 

 

f:id:yonyonsalaryman:20210803194532p:plain

出典:https://genkoku-anime.com/story/02.html

 

 

1.死神坊ちゃんと黒メイド

 

bocchan-anime.com

 

放送前ノーマーク作品。

逆セクハラを楽しむ日常系作品かと思いきや、もどかしい純愛と切なさが気になる意外性のある物語でした。

坊ちゃんとアリスの関係には、美女と野獣を思わせるような悲恋にも似た切ないやり取りがあり、思わず報われて欲しいと願う不思議な魅力がありました。

OP曲も素敵なデュエットで、真野あゆみさんの歌声も凄くいい!

原作継続中ではありますが、是非アニメとして完結を迎えて欲しいと願う良作です。

 

 

 (最新巻はいよいよ魔女と呪いの謎に迫っていきます。)

 

 

2.出会って5秒でバトル

 

dea5-anime.com

 

異能力バトル系アニメの触れ込みだったため、どうせ戦いに不向きな能力が意外に汎用性があるってパターンのあるある作品になるかと疑っていましたが、私の想像力を越えた主人公の能力に脱帽です。

こういう作品は意外性がすべて。

何でも応用でき、しかも無限の可能性を秘めた能力がある時点で面白いこと確定ですね。そして主人公を取り巻くキャラクターの異能力も決して単純ではなく、デスゲームとして一捻り加わっているところも見どころかもしれません。 

「ダーウィンズゲーム」が好きだった層には刺さると思います。

 

 

3.ぼくたちのリメイク

 

bokurema.com

 

今期ナンバー1の期待作でした。

1話にタイムリープしなかった今(β)の挿し込みもあり、1時間枠のプロローグとしても期待に応えた面白い展開がありましたね。

・・・ただ、最大の見せ場と思われた写真を使った3分間の課題映像作品のシーンや自分の殻を破る奈々子の学園祭の歌唱シーンがあっさりしていたところが少しガッカリでした。

(ここは魅せるところでしょ!)

 

物語がどんどん進んでいく上でスピード感を出すためには必要な構成だったんでしょうかね?

今後の展開に期待します。

 

 

(コミカライズ版で今後の展開を読むのもいいかもしれませんね) 

 

 

4.現実主義勇者の王国再建記

  

 

genkoku-anime.com

 

異世界転移ものとして現代の知識を応用する作品は多数あれど、国王になって治世を行う物語は初めてでした。

ちょうどメインキャラクターが揃うまでがスムースに描かれ、今のところノーストレスで見れるところも順調ですね。

こういう展開は今後いかに困難に直面し、解決していくかがポイントになりそうです。すでにあるものを組み合わせて活かしていく展開は見ていて爽快そのもの。

じれったい王女との関係性も今後楽しみです。

 

 

 

5.かげきしょうじょ!!

 

kageki-anime.com

 

 

衝撃だった第3話。

母の愛人やアイドルファンの気持ち悪さによる男性嫌悪のシーンが一層女の園の歌劇学校への導入に繋がりました。

(ただ、ここを越えられないと3話切りの視聴者もいたかもしれません。) 

 

女子歌劇団を目指す学園群像劇ならではの閉鎖的空間を活かしたストーリーも実際の宝塚歌劇団の決して世に出ない闇を描いているような、華やかな舞台裏をのぞき見している気分になります。

閉鎖的青春グラフィティものとして最後はみんなで大団円になるのか、好みの別れる作品ですね。

 

 

 

 

6.探偵はもう、死んでいる。

 

tanmoshi-anime.jp

 

 

構成が活きた第1話の1時間枠。

大幅改編に原作ファンに間では物議になったようですが、スピード感のある展開と今後の展開を予期させる敵の脅威と能力の一端を見せるあたりはさすが赤尾でこさんのシリーズ構成でした。

 

しかし、2話以降緊張感のない展開が続いてしまい、長所が見えづらい普通の作品として今現在低迷中といった感じでしょうか。

ライトノベルとして1冊を読ませる流れであれば問題ないかもしれませんが、30分アニメとしては少し物足りない内容になっています。

可愛いヒロインたちによって多少見せ場は設けられているだけに動きのある展開にも期待したいと思います。

あくまで現時点の評価であって、今後順位を上げてきそうな予感があります。

 

 

(原作を踏襲したいなら読みやすいコミカライズ版がおすすめです) 

 

 

7.カノジョも彼女

 

kanokano-anime.com

 

 

また週刊少年マガジンのラブコメかよ!っと思わせて、突き抜けた設定に爽快感すら感じる意表を突いた問題作。

ありがちな優柔不断な主人公の優しさかと思いきや、究極のわがままを通してハーレムを形成していくヒロインたちのバラエティーが見どころです。

完全に深夜向きな作品なので、録画して朝から見るとテンションがおかしくなりますのでそのまま深夜視聴をおすすめします。

 

それにしてもマガジンはラブコメが尽きませんね。

今後は「カッコウの許嫁」もアニメ化が予定されており、「彼女お借りします」「五等分の花嫁」も含め男子学生の夢が詰まっています。

いつもニヤニヤしながら見てますね。

 

 

8.Sonny Boy

 

anime.shochiku.co.jp

 

放送前ノーマーク作品。

「ストップ!!ひばりくん!」の江口寿史さんのキャラクターデザインの異色作。

クラスごと転移する展開や異能力が出てくる意外性も含め、空虚な閉鎖空間でクラスメイトたちと秩序と力関係をテーマにしているところも面白い。

まだまだ全容が分からず、今後の展開も予想できない緊張感がありながら、どこか冷めている主人公たちによる青春グラフィティも 見どころでしょうか。

とにかく今後のどう展開して、何を主題に置くかが判明するまでの謎解き感覚もいいですね。

最後まで見ないと何も分からない、今シーズンのダークホース的作品です。

 

 

 

9.白い砂のアクアトープ

 

aquatope-anime.com

 

 

定評のあるP.A.WORKSのお仕事作品。

夏、沖縄、海を感じられる舞台設定に、夏休みという終わりのある時間軸がどこか物悲しいオリジナルアニメです。

やはり美しい風景がしっかり描かれているところもP.A.WORKSって感じですね。 

 

2クール作品なので今後の展開次第ではもっと上位になっても不思議がない感じですが、せっかく水族館のバックヤードをしっかり描いているお仕事作品でもあるので中途半端な奇跡とかは起こさないで欲しいと願いたいです。

今のところはゆったりした展開で、まさか「神様になった日」みたいな急展開になったりするかもしれません。

全体的に青い背景が多いので、まさに青春とブルー(悲しみ)の暗示なんでしょうか。

 

 

 

10.うらみちお兄さん

 

uramichi-anime.com

 

幼児向け番組の舞台裏と闇を描いた異色作。

当初期待した突き抜けた子供を介したギャグ作品かと思いきや、完全に大人の世界に支配された予定調和の闇が中心に表現されています。

見せてはいけない表情もしっかりTVに出しているような、ビジネスお兄さんなところはどこまで成立するのか? 

前評判通りの大人の教育番組でした。 

 

2300作品のアニメが見放題!【dアニメストア】

 

 

 

 

ここまでの感想

 

あくまで個人の感想ですが、今シーズンは今のところ名作になりそうな作品には出会えていませんね。

豊作不作で語りたくないですが、期待していた「ぼくたちのリメイク」「探偵はもう、死んでいる。」も正直パッとしない展開が続いています。今後の盛り上がりに期待しています。

 

意外性では、「死神坊ちゃんと黒メイド」が一番かもしれません。

2話で坊ちゃんとアリスがダンスを踊るシーンは、手を触れないでギリギリな距離感があって心揺さぶられました。この距離感がこの作品の埋められない悲しみなんでしょうね。

 

www.yonyonblog.com

 

 

「Sonny Boy」と「白い砂のアクアトープ」は今後の展開次第では名作の予感がありますが、今のところ登場人物の紹介という流れまででしょうか。

後半に巻き返したアニメもありますので、視聴している「迷宮ブラックカンパニー」や「月が導く異世界道中」も継続していきたい思います。

 

注目作品は単体でも感想を残していきますので、注目していきたいと思います。

とにかく夏を感じさせる、青春をインスパイアする作品に期待しています。